【分かりやすく解説】PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)とは?

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株を始めようとしていて本や動画などで勉強をしていると必ず目にする言葉、それがPERとPBRです。

PERとPBRはどちらも株価が割安なのか割高なのかを指す数値です。

似ている言葉で「どっちがどっちだっけ?」や、「そもそもどういう意味?」といった疑問に対して解説していきたいと思います。

目次

PER、PBRの違い

先述した通り、PERとPBRはどちらも株価の割安度を指す数値です。

ではなぜPERとPBRで名前が違うのか、それは割安度を計算するために用いる数値が違うからです。

以下がそれぞれの計算式です。

<PERの求め方> 株価÷1株当たりの純利益

<PBRの求め方> 株価÷1株当たりの純資産

PERでは1株当たりの純利益を、PBRでは1株当たりの純資産を用いて割安度を計算するという違いがあります。

PER(株価収益率)とは

PERとはその名の通り、1株当たりの収益率のことを言います。

例えば、1株利益が100円で株価が1000円の場合、PERは10倍となります。

これは、投資したお金を回収するのに10年かかるということです。

つまり、PERは低いほどよいということになります。

日本の上場企業の平均PERは約15倍と言われているので、それよりも高ければ割高、低ければ割安と見ることができます。

ここで注意していただきたいのは、業種によってもPERの平均はかなり差異があるということです。

例を挙げると、情報・通信業はPER約50倍、小売業はPER約32倍など、業種によってもバラバラになっているので、PERで株価の割安度を判断する際は、同じ業種で適宜比較するのが良いです。

PBR(株価純資産倍率)とは

PBRとは会社の純資産から株価が割安であるかを判断する指標です。

仮に会社が倒産したとしても、PBRが1倍であれば株価と同じ分の金額を受け取ることができます。

PBRが2倍であれば実際の倍の評価をされていて割高、逆に1倍を下回っている場合は実際より低い評価になっているので割安であると言えます。

一般に、PBR=1倍が株価の割安の目安であると言えます。

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